ENGLISH
JZAE

口頭発表

 

21世紀の子ども、家族、自然:学際的な取り組み

 

デイブ ベッカー

アメリカ ブルックフィールド動物園

 

都会的な環境で育てられる子どもが増えるにつれて、動物園、水族館、博物館といった団体は、幼少期の自然体験において、ますます重要な役割を果たすようになっている。

シカゴ動物学協会(CZS)は2001年、子どもの庭と博物館、ヨーロッパのプレイワーク、幼児教育、保全心理学という新しい分野など、さまざまな影響源の力を取り入れたユニークな子ども動物園:ハミル・ファミリー・プレイ・ズーを開園させた。ファミリー・プレイ・ズーには、室内/屋外にさまざまな設定があり、幼い子どもたちはそこで、庭作りや森遊び、基地作り、泥のパイ作り、昆虫探し、動物との大接近、動物ごっこ、動物の世話の手伝いを、有意義かつ適切な方法で行うことができる。CZSは展示のほかに、子どもと家族に対して日常プログラムを実施するために、芸術、科学、幼児教育および非公式学習の経歴を有する教育者からなる学際的チームを編成した。ごく最近、CZSは、他の動物園、水族館、自然センター、博物館を対象として、こうした手法に関する専門的能力開発研修を実施している。

CZSの学習体験担当シニア・マネージャーであるデイビッド・ベッカー氏は、ファミリー・プレイ・ズーの展示とプログラム構想の両方において、また、シカゴ動物学協会の幼児イニシアチブにおいて、さまざまな学問分野の理論と実践との統合状況について述べる。