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口頭発表

 

14、人文系博物館・科学博物館・動物園連携事業「上野の山で動物めぐり」
Ⅱ:コラボレーションのプロセスと効果

 

小泉 祐里・小川 雄一

恩賜上野動物園

 

上野動物園、国立科学博物館および東京国立博物館では、毎年1つの動物の種(または分類群)をテーマに定め、「上野の山で○○めぐり」と題する講座を共催している(○○は動物種または分類群)。主な対象者は、中学・高校生である。この講座では、3人の講師が参加者とともに3つの施設をめぐる。今年度はサルをテーマとして実施した。まず動物園で、いくつかのサルの体のつくりや行動を観察し、次に国立科学博物館で霊長類に関するレクチャーと頭骨や全身骨格の観察をおこない、最後に東京国立博物館でサルをモチーフにした文化財を鑑賞した。この発表では、3園館での具体的な連携方法と、参加者の反応および課題について紹介する。