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口頭発表

 

17、学生を関与させる野生生物保護プログラムを確立するための5つのステップ-動物について学び、動物を育て、自然に放つ

 

レオン カール

オーシャンパーク香港

 

中国のことわざに、「耳で聞くと忘れ、目で見ると覚え、経験すると理解する(百聞不如一見、百見不如一干)」というものがある。「その場」と「その場の外」の両方での野生生物保護を行うために学生を深く関与させる教育プログラムを確立することは、容易な仕事ではない。しかし、参加者と自然の両方にとって有益であることは間違いない。
この4年間に得られた経験を踏まえ、カール氏は、すでに千人を超える学生が関与している、絶滅の危機に瀕した現地のカブトガニ種の飼育・放流の成功プログラム「少年少女カブトガニ飼育プログラム」についてプレゼンテーションを行う。このプログラムによって、動物保護の取り組みに学生を関与させるために、適切かつユニークな体験を生み出すべく、教育者と保護論者が科学的知識についての理解と協力を促す方法が実証された。同氏は、同様のプログラムを確立する方法に関して、次の通り実際的な提言も行う。1)飼育に適した動物を選択する。2)参加に適した学校を選び出す。3)動物の世話に関する知識を学生に与える。4)保全メッセージを広めるために学生を動員する。5)プログラムについて学び、同プログラムを改善し、継続する。