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ポスター発表

 

2、施設の境界を越えた情報共有のためのITの利用

 

福永 恭啓

NPO ZOO CAN DREAM PROJECT

 

動物園、水族館、博物館、生息センターはすべて、 生物に関する情報を保有している。博物館とのつながりを考えるときに考慮すべき重要な要素は、この散在する情報を、施設の境界を越えて共有する方法である。当NPOでは、インターネットに接続されたスマートフォンやコンピュータを用いて複数の施設が情報を共有でき、自由に使用できるシステムを運用している。このシステムによって各施設は、ウェブプラットフォームにそれぞれのコンテンツを掲載でき、そこで生存動物の標本やその生息地に関する情報を共有できる。現在、日本で7つの動物園と水族館がこのシステムの使用を開始しており、施設を学校や利用者と結び付けて学習に貢献するうえでシステムが役立っている。人々を結び付けるうえでITが多くの面で役に立っている現代において、動物園、水族館やその他の同様施設は、利用者とつながるためにどういった形で協力できるのか?このプレゼンテーションにおいて我々は、このシステムの運用から得られた結果を発表し、議論を行う。