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ポスター発表

 

18、「動物園で学ぶ:解説板による教育と楽しみ」

 

井崎 誠

プレック研究所

 

このプレゼンテーションにおいて我々は、動物園の教育ツールとなる解説板の例として、「動物園で学ぶ」を紹介する。「動物園で学ぶ」で重要なことは、興味を引き、関心を深め、楽しさのレベルを高めることである。
したがって、解説板をデザインするときには、前者の観点から、動物の観察に重点を置いたキーワードを用いることにより、子どもにとってもシンプルで理解しやすくなるよう、楽しく親しみやすいというイメージを形成するように解説板が作られる。さらに、イラストを重視することによって、複数言語表示における複雑さを解消し、ユニバーサルデザインにも貢献する。
後者の観点から、1つの例として、解説板に、まるで絵本のような挿絵を加え、絵本のように仕上げることが挙げられる。もう1つの要素は、解説板が他の動物園施設の学習ツールとして機能することである。したがって、解説板の難易度は各動物園の状況に合わせて変更される。
さらに、解説板の表現と内容を決めていく際に、解説板を実際に使用する解説者の意見を聞いて慎重に調整することで、全体的な教育効果が高められる。