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ポスター発表

 

27、「見つけて、名前を付けて!草花で標本石けんをつくってみよう!」
-九州大学総合研究博物館と箱崎公民館と非営利団体CLCworksの協力で作成された教育プログラムに関する報告-

 

坂倉 真衣

九州大学

 

このプログラムの主な目的は、日常生活の中で驚くべきことを発見する子どもの感性と能力を育むことであった。プログラムには、次の4段階があった。 1)箱崎公民館の教育指導者が、子どもたちに雑草に関する絵本を読み聞かせた。 2)子どもたちが大学のキャンパスで各自の興味に応じて植物を探して採取し、オリジナルの名前を付けた。 3)子どもたちが九州大学総合研究博物館の研究者の指導を受けて、簡単な植物標本を作った。 4)子どもたちが石鹸を形作り、その上に標本を置いた。CLCworksのコミュニケーターが、すべての段階で手助けを行った。プログラム終了後、子どもたちは石鹸を家へ持ち帰って使用した。このプログラムは、科学的な体験と日常生活の体験を結び付けるものである。石鹸を使用するとき、その日の体験と科学の楽しさが思い出されるだろう。
九州大学総合研究博物館は標本を用いて研究および高等教育を行う機関であり、箱崎公民館は社会的支援(料理教室など)を提供する場所である。CLCworksは、子どもの生活に焦点を合わせ、子ども向けにユニークな活動を企画する団体であるため、これら2つの機関と上手く協力することができた。
このプログラムは、いくつかの修正を加えれば、動物園や水族館にも適用できる。