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口頭発表

 

3、碧南海浜水族館における美術館と連携した学習プログラム

 

青木 至

碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館

共同研究者:石原 博文、地村 佳純 (碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館)

 

碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館は、市の教育委員会が直営する数少ない水族館である。そこで、1982年の開館以来、教育普及活動を一つの柱とし、小学校と連携した教育活動と、子供や一般の方を対象に社会教育活動を行っている。その中の一つとして、夏休みに小学生を対象とした工作教室を開催している。生物をモデルにした作品作りにおいて美術・図工の要素を取り入れることは、展示生物を細かく観察する力が求められるため、水族館で実地するメリットは大きい。しかし、美術的な要素を取り入れた学習メニューを開発するには、水族館職員の能力では限界がある。そこで、2012年より市内の碧南市藤井達吉現代美術館と連携し、紙はもちろんのこと、粘土や発泡スチロールなどを使ったプログラムを実施している。水族館が持つ展示生物の魅力と、美術館の持つ美術面での手法・画材のノウハウは双方に良い効果をもたらす。
本発表では、当館と美術館の連携した学習プログラムついて紹介する。