７、テクノロジー（電話アプリ）を通じた共同学習

 

メイ ロック

ワイルドライフ・リザーブズ・シンガポール

 

このプレゼンテーションは、シンガポール野生動物保護機構が保全教育に学生を参加させるうえで、どのようにテクノロジーを用いているかに焦点を合わせる。iPhoneのアプリケーション「Education@Zoo」は、教育省から資金提供を受け、Fajar中等学校およびナンヤン・ポリテクニックと協力して開発されたアプリケーションである。Fajar中等学校の生徒は、電話アプリで取り上げたり、コンテンツを提供したりする動物に関する研究を行い、これはその後、ナンヤン・ポリテクニックによってプログラミングされ、電話アプリに入れられた。アプリ「Education@Zoo」がiPhone app storeでアップロードされた後、生徒らは、そのアプリを利用してラーニング・トレイルを作り、年下の生徒に野生生物保護について教える「教師ガイド」となった。

このプロジェクトによって、共通の目標を達成するうえでの複数当事者による協調的な取り組みの重要性が明らかになった。また、生徒がプロジェクトを通じて動物やチームワーク精神についてさらに学ぶ機会も与えられた。生徒は最終的に、「教師」としての役割を果たし、自分の知識を他の生徒たちに伝えていく。