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口頭発表

 

12、動物園アウトリーチ組織による南アジアでの国際ハゲワシ啓発デーの活動推進

 

レンガサミ マリムトゥ

インド 動物園アウトリーチ組織

共同研究者:サリー R. ウォーカー(動物園アウトリーチ組織)

 

動物園アウトリーチ組織(略称:ZOO)は、ZOO教育者ネットワークZENと称する独自の教育者ネットワークを運営しており、会員は南アジアのすべての国に存在する。我々は、教育資料を作成し、国内外の「環境の日」やその他の特別な機会に、この資料を無償でネットワーク会員等に配布する。我々が重点を置く対象は、無脊椎動物、両生動物、爬虫類の動物、コウモリ、齧歯類、食虫動物、霊長類の動物など、かなりネグレクトされているにも関わらず、そのような扱いを受けているようにはまず見えない分類群である。これに対応して、我々は2012年9月、南アジアで国際ハゲワシ啓発デーの活動を推進した。
ハゲワシは、多くの地域でさまざまな脅威に直面している、生態学的に重要な鳥のグループである。インドでは、9つの種のうち3つの種が生態学的圧力を受けて絶滅の危機に瀕している。南アジアでハゲワシ保護の意識啓発を行うために、我々は、ハゲワシを管理しているすべての機関、学校、大学、地域の自然史博物館等と連絡をとった。ZOOは、適切な南アジアのハゲワシ教育パッケージを作成した。教育パッケージは、小冊子、フラッシュカード、ポスター、ステッカー等が付いた、ZOOの標準モデルである。地域の25の機関が招待され、そうした機関は、無償で提供された教育パッケージを活用して意識啓発プログラムを行い、それについて報告がなされた。報告では、プログラムが大きな成功を収めたことが示されている。