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ポスター発表

 

4,こども☆ひかりプロジェクト~東北地方の子どものためのミュージアム・コラボレーション~

 

松田 万緒

キッズプラザ大阪

 

「こども☆ひかりプロジェクト」は、日本中からさまざまなミュージアムや個人が参加するネットワークで、2011年の東北地方太平洋沖地震で被災した子どもや家族のために、面白い体験と学習の機会を提供する。
それぞれのささやかな活動(=ひかり)が人々を結び付けて大きなプロジェクトへと発展し、東北地方の子どもたちを照らしてほしいという願いで、このプロジェクトに名前を付けた。
2012年3月から我々は、主に東北地方で多くのプロジェクトを行っている。2013年6月に開催された「こども☆ひかりフェスティバル」では、水族館、科学博物館、プラネタリウム、美術館、子ども博物館など、さまざまな機関のスタッフ136名で、19のワークショップを実施した。この多くの学問分野にまたがる取り組みは、プロジェクトメンバーの創造力とモチベーションを高めるきっかけにもなっている。プロジェクトでは、ミュージアムの収蔵品を持って地元の公民館を訪問する移動エキシビションを含んでおり、会議を開催して各プロジェクトに関する情報共有と将来の計画作りを行う。
地域に住む人々と共同で取り組むことの重要性と、プロジェクトが持続することの重要性も確信している。我々は当初から、東北地方の大学生と協力してきた。学生らが、欠くことのできない有能な人材となって地域の発展をリードし、「こども☆ひかりプロジェクト」を通じて子どもたちの笑顔を支えることを願っている。