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ポスター発表

 

9、昆虫のプロジェクトにおける地域の協力:鳴く虫と郷町

 

坂本 昇

伊丹市昆虫館

 

「鳴く虫と郷町」は、秋の訪れを楽しむ町全体のプロジェクトである。伊丹市文化振興財団と伊丹市昆虫館がこのプロジェクトの中心となっている。博物館、商店街、市庁舎、NPO、市民グループを含む約20の団体がプロジェクトに参加する。9月中の9日間、スズムシ、キリギリスなどの生きた「鳴く虫」たちが、伊丹市中心地域のさまざまな店舗、公共施設、通りに展示される。その他にも、野外コンサート、ガイド付きツアー、天体観測会、伝統的な茶会といった各種イベントが開催され、いくつかの店では昆虫にちなんだオリジナル商品が販売される。虫の鳴き声を愛でることは、日本においては伝統的な秋の風習の1つである。このプロジェクトの目的は、この風習を紹介し、虫の鳴き声や各種イベントを通じて市民が伊丹市の地域的特徴を再発見できるようにすることである。「鳴く虫と郷町」は、今や伊丹市を代表するプロジェクトの1つとなっている。