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ポスター発表

 

12、兵庫県立 人と自然の博物館のアウトリーチ教育  ~博物館と高齢者大学のパートナーシップ~

 

小舘 誓治

兵庫県立人と自然の博物館

 

兵庫県立 人と自然の博物館(略称 ひとはく)は、アウトリーチ活動(「ひとはくキャラバン」事業)を2002年から行っている。この活動は、博物館の機能・特徴(展示、セミナー、標本・資料の収集、調査および研究員の専門知識など)を地域にもっていくというものである。2011年から開始した「ひとはくKids キャラバン」では、未就学児~小学校3年生とその保育者(幼稚園の先生、保育士、保護者、児童館のスタッフなど)を対象に、児童館や幼稚園などにおいて学習プログラムを実施して科学リテラシーの向上を図っている。「ひとはくKidsキャラバン」では、事前に現地を訪問して、小さな子どもを指導する保育者のために事前学習を行っている。また、現地の植物や岩石などの自然を活用することで学習プログラムを子ども達にとって、より親しみやすいものにしている。さらに、現地の年配者(高齢者大学の学生やその卒業生)と一緒に学習プログラムを実施する取り組みも行っている。年配者の知識・経験を活かしつつ子ども達とのつながりを深め、地域の子ども達を指導できる人材の育成をめざしている。